現金化の仕組み · 2021年5月6日

クレジットカード現金化を行っても信用情報に影響は無い?仕組みを理解すれば納得

クレジットカード現金化サービスの利用を躊躇っている人の中には、信用情報に影響が出てしまうのではないかと心配している人が少なくありません。

しかし、クレジットカード現金化を行う仕組みを理解していれば、直接信用情報に影響しないことが分かります。

では、クレジットカード現金化サービスを利用してもなぜ信用情報に悪影響が出ないのでしょうか。

クレジットカード現金化サービスの利用はインターネット通販を利用しているだけに見える

クレジットカード現金化サービスには、商品買取方式やキャッシュバック方式といった複数の手法が考案されていますが、どれも商品売買契約を行う際の支払い方法としてクレジットカード決済を行うことが基本です。

商品買取方式ならば購入した商品を古物商へ転売することにより、直接現金を手に入れます。

また、キャッシュバックならば商品成約特典として現金キャッシュバックを受け取ることになるので、商品売買契約が有効に成立していなければなりません。

つまり、クレジットカード現金化サービス利用時に当事者間ではクレジットカード現金化サービス利用と分かった上で契約をしていますが、クレジットカード会社から見た場合には単純に商品売買契約の支払い方法としてクレジットカード決済を使用したに過ぎません。

一般的なインターネット通販での買い物とクレジットカード現金化サービス利用時のクレジットカード決済は、システム上で全く同じ決済と見えるわけです。

クレジットカード利用代金をしっかり支払えばクレジットカード現金化を行ったとバレにくい

日本国内にあるクレジットカード会社は、独自のシステムにより24時間365日対応でクレジットカード決済状況をリアルタイム監視しています。

なぜなら、盗難・紛失クレジットカードが使用されないように、常に決済内容が正規に行われたものか確認しているからです。

そして、盗難・紛失クレジットカード利用は本人以外が犯罪目的でクレジットカード決済を行うので、普段の使い方とはかけ離れた不自然な使用方法として捉えられます。

クレジットカード現金化サービスを利用する際に、同じ金額の決済ばかりを繰り返し行うといった不自然な行動をしない限りは、クレジットカード利用代金をしっかり支払っている状況ならばクレジットカード現金化がバレる可能性は低いです。

確かに自分でクレジットカード現金化を行うため、新幹線回数券を繰り返し購入したり同じブランド品や電化製品を繰り返し購入したら不審な取引としてクレジットカード会社から確認電話が入ります。

それでもしっかり受け答えを行い、自分の判断で利用していると名言できればクレジットカード現金化を行っているとバレにくいわけです。

クレジットカード会社が気にしているのは与信力が十分にあるかどうかという点

クレジットカード会社がクレジットカード現金化を利用規約により禁止している理由は、ショッピング枠に設定されている分割払い金利が低いという点が挙げられます。

キャッシング枠を利用した借り入れも可能ですが、クレジットカード決済手数料が入らない分だけキャッシング金利を高くしなければ利益が出ません。

日本国内で発行されたクレジットカードに換金目的でのクレジットカード利用が禁止されている理由は、利用者本人の与信力判定をクレジットカード現金化により狂わされてしまうからです。

キャッシング枠に関しては貸金業法に基づき総量規制の対象となりますが、ショッピング枠に関しては立て替え払いという性質上、与信力判定を正確に行い支払不能状態に陥らないよう注意しなければなりません。

クレジットカード現金化で信用情報に影響が出る場合は限られている

クレジットカード現金化を行った結果として信用情報に影響が出てしまうのは、次の場合に限られています。

  • 61日以上の長期滞納により延滞が異動情報として記録される
  • クレジットカード現金化を行った事実がバレてクレジットカードが強制解約になった履歴
  • クレジットカード代金が払えず債務整理を行った事実

上記の場合のみクレジットカード現金化を行ったことが原因で個人信用情報機関の異動情報欄へ記録されてしまいます。

そして、クレジットカード新規申し込みや各種ローン申し込み時に信用情報照会が行われると、審査落ちとなる原因となりかねません。

つまり、クレジットカード現金化を行ったことが即座に信用情報に影響が出るわけではなく、クレジットカード代金滞納やクレジットカード現金化を行った事実をクレジットカード会社に知られてしまった場合に限定されます。

まとめ

クレジットカード現金化サービスを利用した履歴は、個人信用情報機関へ取引履歴が掲載されるので、インターネット通販を利用した時と変わりません。

信用情報に影響が出てしまうは、クレジットカード代金の長期延滞やクレジットカード現金化を行った事実をクレジットカード会社に知られてしまった場合です。

クレジットカード現金化サービスを利用していれば、直接自分で現金化した場合とは異なりクレジットカード現金化を行った事実はバレにくいと考えられます。